千年の一滴　だし　しょうゆ

日本で1000年の時をかけて築き上げられてきた独自の食文化を通して、日本人と自然の関係を見つめた日仏合作ドキュメンタリー。仏教の肉食禁止令を受け、肉に代わる「うまみ」として自然の中から発見された「だし」にまつわる人々の営みを追った第一弾「だし大自然のエッセンス」。醤油やみりんといった調味料「うまみ」のもととなる麹力カビを特殊な撮影によるミクロ映像でとらえた第2章「しょうゆ ミクロの世界と対話」の２部構成で描き、長い時の中で磨かれてきた日本人の知恵と和食創世のドラマを明らかにしていく。