食と農の映画祭2013 in ひろしま
実行委員会 構成団体
- NPO団体環・太田川
- NPO法人あいあいねっと
- NPO法人広島EM普及協会
- NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshima
- NPO法人ゆうきびと
- NPO法人よもぎのアトリエ
- MOA自然農法広島県連合会
- 自然生態環境研究会
- シネマキャラバンV.A.G
- 地産地消事業ネット広島
- ノベルサウンズ
- ひろしま合鴨水稲会
- 広島県有機農業研究会
- 広島さいたら研究会
- 広島なずなの会
- 広島連塾Sus☆テラス
- 豆の木
- 百姓や会
次の世代へ。ともに考え、行動を!
「食と農の映画祭 in ひろしま」は、1週間にわたり「映画館」で開催される、全国でも類を見ない映画祭です。回を増すごとに鑑賞頂く方が増え、県外からのお問い合わせも相次いでいます。おかげさまで、今年は第5回を迎えます。
今年のテーマは「次の世代へ。ともに考え、行動を!」です。あらゆる食べ物が大量生産、大量消費の経済活動に組み込まれ、グローバル化するに従い、生産者との距離が広がり、流通や加工の過程もますます複雑になってきています。その結果、私たちの命を支える「食」が本来の味や季節感を失って、価格によって左右されるようになり、「おいしさ」と「安心・安全」が必ずしも一致しないというような現状や環境汚染も広がっています。2011年3月11日に起きた「東日本大震災」以降から相次いで明らかになる福島原発の汚染問題に対しても、直面する私たちには「原発はいらない!」コールはできても、解決に向けてのなす術を持ち得ません。
しかし、「食」や「農」、それにつながる「環境」の問題について、世界中の人々の関心が高まっていることは事実です。「食と農の映画祭 in ひろしま」の昨年のアンケートからも、若い世代の人々に大きな意識の変化が起きていることが読み取れます。まだわずかな動きかもしれませんが、未来への一筋の光のように感じます。
そこで、私たちは、「食」の置かれている現状を「食と農の映画祭 in ひろしま」を通して、若い世代の多くの人にもっと知っていただき、一人ひとりが少しずつ意識を変えて行動につなげていけるよう、力を合わせていきたいと思います。「おいしいから…」「安いから…」「簡単だから…」と手を伸ばす前に、この映画祭で知ったこと、気づいたことを思い出してください。「意識して食べること」は、誰もが出来る「行動」です。食に対する私たち一人ひとりの行動が、私から、過程から、地域から…世界を変えて行くことも不可能ではありません。
持続可能な循環型社会を目指し、環境との共生はもちろん、文化の違いも認め合い、生産者、流通にかかわる人、消費者それぞれの立場の違いを超えて、次の世代につなげるための橋渡しをしましょう。
皆さんの小さな一歩が未来への大きな一歩になることを夢見て…
食と農の映画祭2013 in ひろしま
実行委員会 構成団体
「トークライブ+映画」ジョイント・プログラム
「食と農の映画祭 in ひろしま」では期間中、1日に1回だけ、映画とトークライブがジョイントしたイベントを開催しています。「食」と「農」の最前線で活躍されている方々に日替わりで出演して頂き、それぞれの分野での最新の話題をお話いただきます。厳選した映画と併せてお楽しみください。
*トークライブは併映される映画鑑賞料で観覧できます。
オープニングスペシャル安部 司トークライブ 11月2日(土) 14:00〜14:40 入場無料 あべ・つかさ…食品ジャーナリスト。1951年、福岡市生まれ。山口大学文理学部化学科卒業後、総合商社食品課に勤務、加工食品の開発に携わりトップセールスマンとなる。退職後、海外での食品の開発・輸入や無添加食品の開発、伝統食品の復活に取り組むとともに食品添加物の現状、食生活の危機を訴える講演活動を精力的に行う。著書多数。
*この「トークライブ」のみ、無料でご入場できます。トークライブ終了後、引き続き「二郎は鮨の夢を見る」を鑑賞される方も一度、退場していただきますので予めご了承ください。
『乙女のレシピ』の三原監督が来広!三原光尋 ミニトーク 11月5日(火) 17:45〜18:46 三原光尋(みはらみつひろ)…1964年生まれ。大阪芸術大学在学中より映像制作を始め、『風の王国』(93)で福岡アジア映画祭グランプリ、『SLAPHAPPY』(96)、で大阪映画祭新人監督賞。『ヒロイン!/なにわボンバース』(97)で商業映画デビュー。『村の写真集』(04)では、上海国際映画祭グランプリ・最優秀主演男優賞(藤竜也)のW受賞。
その他の映画作品に『燃えよピンポン』(96)、『絵里に首ったけ』『あしたはきっと…』(00)、『ドッジGO!GO!』(02)、『スキトモ』(06)、『歌謡曲だよ、人生は』(07)、『屋根裏の散歩者』(07)、『しあわせのかおり』(08)、『ムラサキカガミ』(10)『メリーさんの電話』(11)。
又「ケータイ刑事」シリーズやWOWOWドラマW「向田邦子イノセント きんぎょの夢」等もテレビも監督。
最新作は『乙女のレシピ』(13)秋公開。
『乙女のレシピ』
2013年/日本/56分
「トークライブ+映画」開催スケジュール
日時 | トークライブ出演者 | 併映作品 | |
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11月2日(土) |
14:00〜14:40 |
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11月3日(日) |
14:00〜15:26 |
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11月4日(月祝) |
14:00〜16:28 |
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11月5日(火) |
17:45〜18:46 |
三原光尋 |
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19:00〜21:28 |
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11月6日(水) |
19:00〜21:00 |
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11月7日(木) |
19:00〜21:19 |
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11月8日(水) |
19:00〜21:00 |
シネマルシェ
映画祭の開催中、シネツイン新天地のロビーでは映画祭の開催にご協力頂いている農家や農業団体によるミニ産直市を開催しています。日替わりで毎日、生産者が替わります。映画とともにどうぞお楽しみください。
11月2日(土) |
もぐもぐ農園 |
11月3日(日) |
広島なずなの会 |
11月4日(月祝) |
咲とやま農園 |
11月5日(火) |
ゆうきびと山口マルシェ + 野地さん |
11月6日(水) |
MOA自然農法・グリーンマーケット |
11月7日(木) |
田辺ファーム |
11月8日(金) |
よしわ有機農園 |
このほか、EM普及協会より有機の種子、食協、昔ながらの合鴨家の卵ぷりん、東日本震災支援として気仙沼の食材、生協ひろしまの支援物資、はやしなちゅらるふぁーむの卵、MOAグリーンマーケットの自然食弁当とおにぎり、お米屋さん浜本の手作り弁当と巻きずし、あいあいねっとのいちじく酢、自然派食彩工房&ダイニング「apaiser(アベゼ)」の自然食弁当など、随時販売の予定です。
2012年/日本/
90分
「食べるラー油」誕生の実話を映画化。石垣島を舞台に、小池栄子が台湾の人気俳優、ワン・チュアンイ―と夫婦役で共演する。国際結婚が偽装ではないかと疑われる中で、石垣島の食材を使った手作りラー油の開発に余念のない二人。映画に登場する料理は全て、モデルとなった辺銀食堂のご夫婦の手作りで、監督のカット、OKが出た後も役者さんたちが箸を止めなかったとか。
2008年/日本
109分
新米教師の星先生は、小学6年生の26人の生徒たちと、卒業までの1年間“食べる約束”で子ブタを飼い始めるが、子供たちはブタをPちゃんと名づけて世話をするうちに愛情が芽生え始め、やがてPちゃんを「食べる」「食べない」でクラスの意見は真っ二つに…。1990~93年に大阪の小学校で実際に行われた授業を原案に、命を育むことや、生命とは何かを問いただす。
"Tous Cobayes ?"
2012年/フランス
118分/字幕
ドキュメンタリー
2009年、フランスの分子生物学者・セラリーニ博士が行ったある実験に密着し、その研究結果を発表した作品。遺伝子組み換えトウモロコシをラットの寿命である2年間にわたり与えた場合、体にどんな影響が起こるのか? 現在、市場を流通している遺伝子組み換え食品の安全基準は、3か月以内のラットによる研究結果をもとにしている。
"Forks Over Knives"
2011年/アメリカ
96分/字幕
ドキュメンタリー
副題は「いのちを救う食卓革命」。偏った食生活や、食品業界の意向が優先される学校給食、肉食で力が出るといった思い込みなどの問題に警鐘を鳴らし、食(フォーク)はメス(ナイフ)を征するという事実を明らかにする問題作。米コーネル大学のコリン・キャンベル博士と、外科医のコールドウェル・エセルスティン博士の証言を中心に、病を防ぐ方法などを検証していく。
2012年/日本
113分
ドキュメンタリー
生きる力を支える食の大切さを訴え続けている料理研究家・辰巳芳子のドキュメンタリー。かつて病床の父親のために工夫を凝らして作り続けたスープが、いつしか「いのちのスープ」として多くの人々に知られるようになった辰巳。スープの食材を誠実な志をもって作り上げる生産者や、その素材を活かして丁寧に調理する辰巳、そしてスープを口にする人々の姿などを通し、農が食を与え、食が人の命を支えることへの理解を深めていく。
"Jiro Dreams of Sushi"
2011年/アメリカ
82分
ドキュメンタリー
銀座の名店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎さんと、すし職人の世界に迫るドキュメンタリー。80歳を超えてなお現役の彼が握るすしは5年連続で「ミシュランガイド」三つ星を獲得し、世界中の美食家をうならせてきた。そのすしの味に魅了されたアメリカ人のデヴィッド・ゲルブ監督が3か月にわたり二郎さんに密着取材を敢行し、職人としての生きざまや、息子や弟子たちとの濃密な師弟関係を描き出す。
2011年/日本
121分
大分県臼杵市を舞台に、お茶の有機栽培を営む人々が織り成すドラマを描く。農林水産省の役人・大宮金次郎は、全国各地の農家をまわっては作業を手伝い、酒を酌み交わすという変わり者。ある時、金次郎は大分県臼杵市で緑茶の有機栽培を行っている修造のもとを訪れるが、修造が心臓発作で倒れてしまい、孫娘のみのりが茶畑の世話をすることになるが…。
2012年/日本
118分
ドキュメンタリー
岩手県陸前高田市で農林業を営む77歳の佐藤直志さんが、東日本大震災からの復興に孤軍奮闘する姿を追ったドキュメンタリー。2011年3月11日、佐藤さんは津波で家を流され、息子を亡くす。しかし、被災からわずか3日後にその年の米作りを決意し、5月には知人の田んぼを借りて田植えを始めていた。自活へ向けていち早く立ち上がった佐藤さんの強い信念が次第に、周囲にも変化を与えていく。
2013年/日本
56分
山形県・庄内における映画人の発掘育成プロジェクト「庄内キネマ製作委員会」の第2弾製作作品となる青春コメディ。山形県鶴岡市の羽黒高校で料理部に所属する女子高生4人は料理コンテストで優勝を目指して自信のレシピを開発。しかし給食のおばちゃんチームとかぶっていることが発覚。さらに校長からは負けたら廃部にすると宣告され、絶体絶命の危機に立たされた。
"Taste The Waste"
2010年/ドイツ
88分/字幕
ドキュメンタリー
世界的に問題となっている食料廃棄の真実に迫った、ドイツ発のドキュメンタリー。毎年、世界で生産されるうちの最大約半分にあたる20億トンもの食品が食卓に届く前に廃棄されているという現実を踏まえ、ヨーロッパや日本をはじめとする世界各地で取材を敢行。生産現場や流通・小売過程など、食品がたどるさまざまな段階に携わる人々へのインタビューを通し、食料廃棄の現状やその原因、影響をあぶり出していく。
2013年/日本/11分
家庭からの食品ロス削減を子どもたちとともに考えるアニメーション映画。米の年間生産量に匹敵する量の食品を廃棄している日本。私たちひとり一人が少し考えれば、もったいない食べ物がなくなり、みんなが笑顔になれる!
広島で制作されたオリジナル・アニメーションです。
★マーク付きの映画の回はトークライブも併せてご覧頂けます。
★マーク付きの映画の回はトークライブも併せてご覧頂けます。
食と農の映画祭2013 in ひろしま
開催会場・日時
シネツイン新天地
11月2日(土)-11月8日(金)
回数券とフリーパスは、八丁座、サロンシネマ、シネツインでのみ販売中
(2013年11月1日まで)
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