たね

2016/米/95分/ドキュメンタリー
広島初公開

農民ジョンの制作チーム

上映日: 12/1(土)19:45-21:19 12/2(日)15:55-17:29 12/4(火)13:40-15:14 12/6(木)16:55-18:29

たねは人類のはじまりから、わたしたちの命とともにあった。小さな一粒のたねは、食糧だけでなく、衣服や工業製品など生活に必要なものの原料となる。そのため“宝”として扱われていた。在来種のたねは、そのたねが育つ土地の文化の象徴であり、各地で大切に受け継がれるものでもあった。しかし、その大切なたねに危機が迫っている。20世紀だけで野菜の94%の在来種が失われたという。”農業の近代化”という大義名分のもと、利益を重視した農業の工業化が進められ、在来種を育てる小規模農家がなくなりつつある。
大規模農場が増え、一代雑種(F1)や遺伝子組み換えのたねが育てられるようになった。たねが失われることによって、わたしたちの生活に影響はないのか。現代社会の問題を追及し、たねと人との関係を見つめ直す。