上映作品

孤独なシェフと移民の少年たちが料理を通して交流する姿を描いたフランスのヒューマンコメディ。移民の少年たちが暮らす自立支援施設で、施設長に頼まれ料理を指導する有名なシェフ。料理がつなぐ絆は、少年たちの未来と天涯孤独で人付き合いの苦手なシェフ・カティの人生に変化をもたらしていく。画面に登場するフランス料理も魅力のひとつ。

有機農業などに取り組む日本全国の農業従事者を映し出すドキュメンタリー映画。つまづいても転んでも、立ち上がって前を向く復元力。個々のお百姓さんに蓄えられてきた知恵と工夫が、米や野菜づくり、それを補う虫たちの存在を通して「農」の世界を身近に伝える意欲作。
日本の四季を背景に、旬の食材や自然に対する敬意にあふれた映像が美しい。

ダムの無い一級河川として知られる島根県の高津川を舞台に、歌舞伎の源流ともいわれる「石見神楽」の伝承を続けながら、人口流出に歯止めのかからない地方の現実を前にして懸命に生きる人々を描いたドラマ。地域に唯一の小学校閉校行事の日、地元で暮らす人々、地元から離れた人々、みんなが一同に会し、「守るべきふるさと」の大切さを共有する作品。

世界と日本のエネルギー政策の方向は、自然エネルギー１００％しかない。CO2削減のため原発を再評価しようとする動きに対し、原発事故が一度起こると、急激かつ甚大な公害の危険にさらされる。脱原発と自然エネルギー推進は、車の両輪だと訴える脱原発弁護団全国連絡会議共同代表の河合弘之弁護士。自然エネルギーと農業再生を続ける農家も登場する。

子どもたちの健康と成長を担う学校給食。どのような食材を、どのように調理し、どのように届けるのか、給食をめぐる選択が地域の食と農を結びつける。有機食材を用いた「親環境無償給食」が定着しつつある韓国の自治体を紹介しながら、地域の未来を形作る給食の在り方を考えさせるドキュメンタリー映画。

私立の学校法人「きのくに子どもの村学園」に密着したドキュメンタリー。宿題がない、テストがない、「先生」がいない。「プロジェクト」とよばれる体験学習の授業を通じて、自らが考え運営する「きのくに子ども村学園」の子どもたち。楽しくなければ、学校じゃない。おとなも子どもも、こんな学校に行きたかった！希望あふれる“ミライの教育ドキュメンタリー”。